ドッグリードのナスカンとO リングには亜鉛合金製の国産品を採用しました。
レバーナスカンは鉄砲ナスカンと比べた場合、砂や泥など異物の混入による作動不良をおこしにくいですが、リードを付けた犬同士が組み合うような遊び方をした際に、相手のリードによってレバーナスカンのレバーが押されてしまい、リードが外れてしまったというご報告を頂きました。
通常使用ではレバーナスカンのほうが外れにくいと考えますが、上記のような遊び方や、藪漕ぎなどナスカン周りに障害物が当たることが考えられる場合、同時に二つのDリングやOリングを繋ぐタイプの首輪や胴輪に使われる場合(レバーナスカンでは構造、開く方向に力が掛かる恐れがあります)には、レバー部が小さい鉄砲ナスカンをおすすめします(ただし、鉄砲ナスカンなら外れないということではありません)。
上から大レバーナスカン、小レバーナスカン、豆レバーナスカンです
大レバーナスカン:サイズ(約) 全長62mm 取り付け部内径10mm 重量30g
耐荷重135kg
小レバーナスカン:サイズ(約) 全長45mm 取り付け部内径7.5mm 重量15g
耐荷重57kg
豆レバーナスカン:サイズ(約) 全長34mm 取り付け部内径7mm 重量8g
耐荷重48kg
特大レバーナスカン:サイズ(約) 全長77mm 取り付け部内径11mm 重量60g
ドッグリードLに使用している特大レバーナスカンの耐荷重等のデータはメーカーから出ておりませんが、 ドッグリードM サイズで使用している耐荷重135kg の大ナスカン を比べると、重量(同じ素材、構造でしたら強度は重量に比例します)は2倍、取り付け部の太さは1.5 倍、摩耗が心配される回転部分にはスチール製の軸止め輪が追加されている等、各部が高強度仕様となっています。
大レバーナスカンと特大レバーナスカンのサイズ比較
本体と頭(リード取り付け部)の勘合方法が強化されています
上から大鉄砲ナスカン、中鉄砲ナスカン、小鉄砲ナスカンです
大鉄砲ナスカン:サイズ(約) 全長86mm 開口部9.5mm 重量48g
耐荷重140kg
中鉄砲ナスカン:サイズ(約) 全長57.5mm 開口部5.9mm 重量19g
耐荷重120kg
小鉄砲ナスカン:サイズ(約) 全長47.5mm 開口部5mm 重量13g
耐荷重100kg
※推奨使用体重について
日本ペット用品工業会は「鎖・首輪・引き紐・胴輪等散歩用の製品については、適用体重の3 倍(国民生活センターが20頭の犬の引っ張る力を調べたところ、最大は体重比で2.7倍だったというのが根拠のようです。)繋留用の製品については適用体重の5 倍を最低強度基準と定めたい」と発表しています。
国民生活センター 犬用リードの強度[PDF形式](313KB)